左官職人の仕事

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左官道具の鏝(こて)

左官とは建築物の壁塗りを仕事とする職人の事です。土やセメントなどの素材を塗ったり、砂壁や漆喰(しっくい)仕上げなどの最終的な表面仕上げを仕事としています。

漆喰とは壁・天井などに使用される塗料で、石灰・ふのり・すさ(寸莎とも書き,左官工事で,塗壁材料に混入する繊維質のつなぎ材のこと)を混ぜたものを言います。日本では古くから壁の仕上げ材料として用いられており、湿度調整・脱臭効果・防音効果・自然素材でアレルギー予防・幅広いデザイン性など様々な利点があります。

平安時代に宮殿の建築や修理をする職人は「紗官(しゃかん)」と呼ばれていました。「官」がつくのは皇居などでの仕事をするために官位を受領したためと言われています。その後「左官」という言葉に代わり(呼び名が変わった理由は諸説あります)、現在に至っています。

明治以降に洋風建築が登場すると、モルタル(西洋における漆喰のようなものでセメントなどを材料として使います)との融合により幅広い仕上げ工法が完成し、日本建築以外にも活躍の場が広がりました。

最近になり、漆喰・珪藻土(けいそうど)・土等の自然素材を使用した壁が見直されると共に、手仕事による仕上げの多様性や味わいを持つ、左官仕上げの良さが再認識されてきています。特に「和モダン」と呼ばれる、日本らしさと欧米のモダンスタイルを併せ持つ建築には、多彩な左官仕上げが使われる事がよくあります。

白石工業では、この伝統ある左官技術を守り続けるキャリア45年以上の職人が、一般住宅の壁仕上げから大型建築物の内装など幅広く手がけております。

また、この左官技術の結晶として磨き上げた「土だんご」「土かまど」「土壁」も制作しております。
家屋取り壊しや新築の思い出として、遠い土地へ離れてしまう大切な人への記念品など、その土地や家の思いのこもった土をお送り頂ければ、職人の技術で磨き上げ致します。

左官の歴史にまつわる参考文献

佐藤嘉一郎・佐藤ひろゆき(2001)『土壁・左官の仕事と技術』 学芸出版社.

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